ダウンタウンの松本人志さんは、現在までに4つの映画を撮っています。
そのどれもが話題になりましたが、ネットでは1つ1つの作品の評価が高低差がありすぎて面白いことになっているんです。
いったい一番評価の高い映画はどの作品なのでしょうか?
今回は、松本人志さんの映画全4作品の評価についてまとめてみました。
松本人志の映画の評判は?
引用:https://eiga.com/news
松本人志さんは、以前から映画監督に興味があったそうで、現在までに4本の映画の監督を務めています。
そのほとんどに自分自身も出演しており、微妙な役どころを演じることで映画を際立たせてくれました。
そんな松本人志さんの映画4作品の評価を順番に見ていきましょう。
松本人志の映画1・大日本人
引用:https://movies.yahoo.co.jp
松本人志さんの記念すべき第1作目は『大日本人』です。
あの松本人志さんが監督を務めるということで注目され、製作費10億円をかけた超話題作となりました。
大佐藤大(だいさとう・まさる)は、日本各地に現れる巨大生物「獣(じゅう)」を退治する家系の6代目。
自身のからだに電流を流して巨大化し、獣と戦うことを生業としていたが、最近では世間からうとまれる存在となっていた。
家には落書きをされたり石を投げ込まれたりされ、妻と娘とは別居して暮らす、決して幸せとはいえない日々。ある日、日本に正体不明の獣が現れたことで大佐藤の生活に転機が訪れる……
キャストには、板尾創路や竹内力などを起用していて、「獣」と戦う大佐藤には、松本さん自らが主演を務めています。
松本さんが監督を務めた作品の中では、一番の面白さと言われていますが、世間の声を聞いてみましょう。
松本人志監督の大日本人、鑑賞しました。設定、ドキュメンタリー風の演出や演技が醸し出すシュールさ、大日本人や怪獣のデザインやクオリティ等はそれ単体は味があって悪くないと思えたものの、この変なテンポと作風で2時間近く見るのは正直きつかった。せめて1時間半位で纏めるべき作品だったと思う… pic.twitter.com/37QwZ3rvT8
— ペギラ2世 (@Pg19n66t13yL) February 23, 2020
大日本人はもっと評価されていいと思う😗後続の作品に比べたら笑えたし、庵野秀明がやりたかった顔出し巨人をスクリーンでやってる気がしなくもなくもない(適当) https://t.co/NLXhHivxBv
— なかよし (@nakayoshimizu) February 27, 2020
松竹でユニークな切り口の怪獣映画といえば『大日本人』ですよ
— まぐれもの (@maGuremono) February 27, 2020
かなり高い評価を受けているようですね。
しかし、こんな辛口な意見もありました。
おすすめしない映画「しんぼる・大日本人」やっぱ天才と〇〇は紙一重なんでしょうね。理解ができないです。これより昔電波少年でやったアメリカ人を笑かそうで作った奴の方がおもしろかったです。
— 自分の常識や当たり前が他人と同じと思うなボケ! (@e1_1125) February 22, 2020
大日本人鑑賞中。絵図と雰囲気がなんかシュールでそれ自体は好み寄りだけどこの調子いつまで続くんだ…
— ペギラ2世 (@Pg19n66t13yL) February 23, 2020
私は、松本人志さんのファンなので『大日本人』を見てみましたが、やはり賛否両論に分かれるのもうなずける内容でした。
松本さんの持っているお笑いワールドが理解できる人なら楽しめると思いますが、それ以外の人は見ても何も感じないかもしれませんよ。
でも、製作費10億円に対して、 累計興収は11.6億円なので、結果的にはヒットした作品と言えるでしょう。
松本人志の映画2・しんぼる
引用:https://movies.yahoo.co.jp
松本さんの第2作目は『しんぼる』です。
『大日本人』がヒットしたことで「次は世界だ!」と意気込んで作られた作品。
ほとんど松本さんのひとり芝居で進むワンシチュエーション・コメディの変形と言える映画です。
メキシコに住むプロレスラー「エスカルゴマン」。
いつものように朝食を取り、いつものように試合に向かう彼だったが、妻は彼の様子がおかしいことに気づいていた。一方そのころ。
水玉のパジャマを着た男が、真っ白な部屋のなかで目覚める。
出口が見当たらず、状況を理解できない男。
しかし、部屋の壁からは”あるもの”が生えていた。
男が”あるもの”に触れたとき、物語が動きはじめる……
ネットの声を見てみましょう。
【映画】しんぼる
個人的に松本監督の映画で一番好き定期的に観る1つの映画
なんで定期的に観るかわからんけど、面白さ、奥深さ、を味わってる感はある pic.twitter.com/Zz3VU7jQWs
— ましゃーん@色々 (@Sv1XTn9D73LtBGZ) January 27, 2020
昨日のSWATvsデビルに続いてちょっと前に挫折した映画「しんぼる」観終わりました。この映画こそ配給会社の編集スタッフ役として浜ちゃんのツッコミが必要じゃないか?
— ハーピー☀️◢͟│⁴⁶ (@HarpySystem) October 9, 2019
中学生の頃にこれ買ったのに、その後映画(しんぼる以降)のせいで一時期松ちゃん嫌いになって衝動的に売っちゃったの今でも後悔してる
— ほああ (@kyoudo058) February 26, 2019
メキシコの話とパジャマ男の話がどう交差するのか、そのための前振りが2時間も延々と続くきます。
強烈な批判もあるようですが、笑える映画であることは間違いなさそうです。
松本人志の映画3・さや侍
引用:https://movies.yahoo.co.jp
松本さんの第3作目は『さや侍』です。
この「さや侍」から松本さんは主演を外れ、演技未経験の素人である野見隆明さんを主演にむかえた時代劇映画です。
伊香藩の侍であった野見勘十郎は、あるできごとをきっかけに脱藩。
刀を捨てて賞金首となった彼は「さや侍」と呼ばれ、娘のたえとともに逃避行を続けていた。多幸藩にたどり着いた野見はついにとらえられてしまう。
ところが彼に命じられたのは、藩の若君に芸を見せて笑わせてみろという「三十日の業」であった。
若君が笑えば無罪放免、失敗すれば即切腹。
武士としてのプライドを捨てて業に挑戦する野見、その運命は……
この作品には、かなり批判的な意見が多いようです。
映画的洗練はないし、
そもそも〝良い映画〃にしにくい題材を扱った、どこを切っても松本人志印な
いい意味でご都合主義b級映画。さや侍。
— 〇〇のたー (@v003v) April 12, 2019
松本人志の映画でさや侍が一番評価されてるってマ??
あれが一番クソだよ。— 暴君ジョン太 (@boukundontacos) April 8, 2019
極めつけは映画ですね。『しんぼる』までは付いていけたんですけど、『さや侍』で「ああ、松ちゃんは映画なんか好きじゃないんだな。文化人と呼ばれたいだけなんだな」と絶望してファンやめました。
— 野田詠月 (@boggie999) January 29, 2019
映画だと、
さや侍が一番感動した。
ドラマは
それでも、生きてゆく
前から全話見たかった。
これは壮絶なドラマだね。— 誠 (@makotowawomote) September 23, 2019
松本さんは、しっかり者の娘・たえに理想の娘像を重ね、
「自分の娘もこんな風に育って欲しい」という思いを込めて脚本を書いたそうなのですが、それならなぜ松本さんが主演をやらなかったのかがいまだに良く分からないです。
この「さや侍」こそ、松本さんが主演をやるべきだったのではないかと思っています。
ちなみに、この映画の主演を務めた野見隆明さんは、この作品以降見たことがありません・・・。
松本人志の映画4・R100
引用:https://movies.yahoo.co.jp
松本さんの第4作目は『R100』です。
この作品を最後に、松本さんは映画を撮ることをやめています。
しかしそれもそのはず、この映画はかなり酷評されていて、松本さんの映画史上最低の映画と言われているんです。
サラリーマンの片山は、会員制のSMクラブ「ボンテージ」に入会する。
「ボンテージ」は、日常のいたるところに女王様があらわれ様々なプレイをしかけるという特殊なクラブだった。
だがそのプレイは次第にエスカレートし、片山の普段の生活までもが脅かされていく。
さらにプレイ中に起きたある事故がきっかけとなり、彼は「ボンテージ」のほんとうの恐ろしさを目の当たりにする……
ネットの声を集めてみました。
R100が好きですね、多分これが大コケして松ちゃん映画止まっちゃたんでしょうね。果敢に映画に挑戦したのはもっと評価してはと思う。 https://t.co/hU2Pa1qNmN
— tanitaniotosan (@tanitaniotosan) February 1, 2020
松本人志のR100見たとき「これはわかってやってるんで滑ってる訳じゃないです」みたいな言い訳まみれで本当に腸煮えくり返ったんだけど、今思うと言い訳しないと映画作れないほどプレッシャーでかかったんだろうなとちょっとかわいそうに思ってしまう
— T (@26chesterfield) December 13, 2019
松本人志のR100見たとき「これはわかってやってるんで滑ってる訳じゃないです」みたいな言い訳まみれで本当に腸煮えくり返ったんだけど、今思うと言い訳しないと映画作れないほどプレッシャーでかかったんだろうなとちょっとかわいそうに思ってしまう
— T (@26chesterfield) December 13, 2019
この映画も、今までの松本さんの映画と同じく賛成派1割反対派9割といった評価でしたね。
さらにはこんな意見も・・・
映画館まで観に行ったんですけど、生まれて初めて「金返せ」と本気で腹が立ちました。
主人公並みのドMでない限り観る必要なし。
すごい酷評ぶりですね。
ちなみにこの作品は「第38回トロント国際映画祭」に出品されたが、59作品中でダントツの最低評価だったと報道されていました。
しかし、個人的な意見では私はとても面白かったですよ。
私は「ドM」なので面白かったですが、それ以外の方は見てもつまらないと思います。
なので、松本ワールドが理解できて、なおかつ「ドM」の人にはぜひ見てもらいたい映画です!
松本人志の映画の評価について北野武は?
引用:https://jisin.jp/entertainment
松本人志さんが映画監督して作品を撮ったことについて、芸人としても監督としても先輩の北野武さんはどう思っているのでしょうか?
以前、北野武さんが松本人志さんの映画について聞かれたところ「ただ、映画はちょっと下手だと思うけど」と笑いながら話し「映画が下手なのか、俺がついていけないのか。あと一般の人もついていけないのか。当たっていないんで」とコメントしています。
しかしその後で「でも、もしかしたらあと何年かして松本人志の作った映画はすごかったって言われる時代が来るかもしれないよね。そうしたときには俺の感覚が違ってたんだって思うだけだけど、そのときはたぶん、俺はくたばっているから。いないと思うから、今のとこあんまり心配してないけど」と話していました。
松本人志は今後映画を撮るのか?
引用:https://www.lmaga.jp/news
松本人志さんは4作目の作品「R100」を撮ってから、映画を撮っていません。
もしかしたら「R100」があまりにも酷評され、最低の映画と叩かれたことで映画を撮る気持ちが無くなったのかもしれません。
しかしそうなると、映画が好きなんじゃなくて、世間から認められたかったから映画を撮っていたということになってしまいます。
あの松本人志さんがそんな撃たれ弱いでしょうか。
『ワイドナショー』や『ダウンタウンなう』を見ても、松本さんは世間の声など気にすることなく発言するし『ガキの使い』などはどんなに視聴率が低迷しても続けています。
もしかしたら、松本さんの中では、すでに5作目の映画の構想があるのかもしれませんよ。
そう期待して待つことにしましょう。
まとめ
松本人志さんの映画の評判は作品によって大きく分かれているので、自分の好みにあった作品を選ぶ必要があると思います。
無難に笑いたいのなら『しんぼる』だし、親子の愛情物語を見たいなら『さや侍』かと思います。
そして一番評価の高い『大日本人』も見逃せませんね。
しかし『R100』に関しては、本当に評価が低いので「ドM」の人以外にはおススメできません。
この記事が、今から見ようとしている人の参考になれば嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。