結婚式と言っても行われる演出はそれぞれ違います。
これからご結婚披露宴を検討していても、果たしてどのような演出が盛り上がるのか、どのような演出が欠かすことができないものなのか気になりますよね?
今回は結婚式での定番の演出と最近人気の演出ベスト3をご紹介したいと思います。
これから結婚式を検討されている方へのアドバンスになればと思います。
結婚披露宴の人気の演出ランキング!定番演出はこちら!
まずは、結婚披露宴になくてはならないほどの重要な演出をご紹介します。
大人数での盛り上がり系を狙う場合でも、少人数でしっとりと行う場合でも、この演出はしっかりと行うようにしたほうが良いでしょう。
ウェディングケーキ入刀&ファーストバイト
定番中の定番と言えばやはりこちら「ケーキ入刀」です。
もともとの由来は愛し合う二人が将来を誓いあい、1つのパンを分け合って永遠の愛を誓ったというギリシャ神話からきています。
新郎新婦による初めての共同作業として日本ではもはやなくてはならない演出になっています。
そしてその後には新郎➡新婦へ、新婦➡新郎へケーキの食べさせあう「ファーストバイト」がございます。
ファーストバイトの由来は「一生食べるものに困らせません」という新郎の思いと「一生美味しいものを作ります」という新婦からの思いが込められているそうです。
最近では、ファーストバイトの前に母親が自分の子供に行う「ラストバイト」なんかもよく行われるようですよ。
プロフィールムービー
このプロフィールムービーも最近はほぼ確実に行われています。
上映のタイミングとしては新郎新婦がお色直し退場をした後や、最初の入場の前のオープニングムービーと合わせて行う方もいらっしゃいます。
統計をとるとほぼ2組に1組がこのプロフィールムービーは欠かさないようです。
二人の生い立ちから出会いまでを約5分程度に収めたムービーは、見ている方たちを時には爆笑の渦に巻き込むこともあります。
新婦の手紙&記念品贈呈
披露宴の最後の演出と言えばやはり「新婦の手紙」ですね。
今まで育ててくれた両親に感謝の気持ちを込めて読む手紙はほぼ確実に感動を誘い、9割の方が涙されます。
どんなに盛り上がっていた披露宴でもこの瞬間だけは静かに新婦の声に耳を傾けましょう。
ここで騒いでいる友人は、時には披露宴会場からつまみ出されることもあるのでご了承を・・・(笑)
そしてそのあとに行うのが「記念品の贈呈」です。
最近特に多いのが、花束ではなくウェイトベアですね。
自分の生まれた時の体重と同じクマのぬいぐるみを母親に贈るという演出は、両親が抱っこした瞬間に出生当時の記憶と感動を呼び起こしてくれるまさに最高の演出と言えるでしょう。
結婚披露宴の人気の演出ランキング!最近人気の演出ベスト3
それではここからは最近特に人気の高い演出ベスト3をご紹介したいと思います。
あくまでも地方によって異なりますが、一つの参考データとしてご覧くださいね。
3位・カラードレス色当てクイズ
3位はこの新婦の「カラードレスの色あてクイズ」です。
やり方はとても簡単で、会場に入る前に紙に新婦のカラードレスの色を書いて決められたBOX、もしくは籠などに入れるだけです。
基本的には白ドレスで入場し、カラードレスで再入場というのが一般的ですが、時には最初からカラードレスの場合もあります。
その新婦のドレスの色を見事当てたゲストの中から抽選で何名かにプレゼントが渡されるという演出ですね。
ただ原則として女性のゲストのみの参加というのが多いみたいです。
そして長年のホテルマンの経験から、偶然かもしれませんが高い確立で紫か黄色が選ばれているような気がしますが・・・(笑)
中にはテーブル対抗などで行う場合もあるようですよ。
2位・果実酒造り
こちらもゲスト参加型の演出です。
やり方はまず、入り口に大きなビンを用意します。
そしてお越しくださったゲスト一人一人に自由に果物を入れてもらいます。
最後に新郎新婦がお酒を注ぎ、果実酒として完成させるというもの。
新郎新婦とゲストが協力して1つのお酒をつくるという演出は最近とても話題になっていてとても人気のある演出です。
また、瓶にメッセージを書いたりハート型のデコレーションを付けたりと様々な工夫をゲストたちが行ってくれるのも嬉しいですよね。
中には、再入場の時にテーブルをまわり、その時に果物を入れてもらうという演出もあるようですよ。
そしてこの果実酒を最後にお見送り時に飲みたい人だけ飲んでもらうということもできます。
まさに全員が一体となってできる最高の演出ですね。
1位・ケーキデコレーション
1位はこの「ケーキデコレーション」です。
こちらが人気第1位の理由はズバリ!大人から子供まで楽しめる演出であるということと、そのケーキを新郎新婦が入刀してさらに食べるというところではないでしょうか?
新郎新婦に中座してもらっている間に、スポンジとクリームだけで作られたウェディングケーキにイチゴやらブルーベリーやらを好きなように盛り付けて二人を驚かせるという、まさに来ている全員が仕掛け人のドッキリなわけです。
新郎新婦はケーキを見てビックリしますが、そのままナイフを入刀せざるを得ません。
2人は大爆笑しながらケーキにナイフを入刀し、ファーストバイトを行うという演出です。
特に子供たちはイチゴを飾る前に自分で食べてしまったり、勝手にナイフを入刀したりしてもうてんやわんや・・・。
でもそれがこの演出の醍醐味であり人気の秘密なわけです。
全員に作ってもらったケーキを二人が初の共同作業で入刀するわけです。
ロマンティックな演出ですね。
会場の皆さんと一緒に行う演出が人気
引用:https://gensenwedding.jp/article/980
こちらのランキングをみて頂いておわかりの通り、最近は2人で行う演出よりも会場の皆さん全員で行う演出が人気のようです。
それだけ新郎新婦の2人も来てくれた友人・知人に退屈な思いをさせることなく楽しんでもらいという気持ちの表れだと思います。
これから披露宴を検討されている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
ホテルマンだから知っているプランナーとの打ち合わせに重要なこと
さて、ここからは年間100組以上の新郎新婦をエスコートしてきた私が「プランナーとの打ち合わせに必ず聞いておくべきポイント」をいくつかご紹介したいと思います。
プランナーの中にはベテランもいれば慣れてないプランナーもいます。
一生に一度の結婚式を台無しにされることのないようにしっかりと聞くべきことを押さえるようにしてくださいね。
会場の装花は必ず持ち帰れるように造ってもらう
披露宴会場に飾られる装花は基本的には持ち帰ることが可能です。
女性は皆さん花が好きですよね?
ましてやせっかくの披露宴に美しい装いでいるわけですから、ぜひ手には花があってほしいものです。
来てくれたゲストが持ち帰ることができるように事前にしっかりとプランナーに話をしておきましょう。
中には花だけ手配してあとは知りません。なんてプランナーも存在するかもしれません。
必ず打ち合わせの段階で「装花はすぐに手に取って持ち帰れるように造ってください」と伝えておくようにしましょう。
延長した時の料金設定を確認しておく
披露宴は必ずしも時間通りに終わるとは限りません。
余興者の準備やイレギュラーなどがあるとプログラムの進行が遅れて、予定時間よりも大幅に遅れて終了する場合があります。
そんな時の延長料金は必ず前もってプランナーに確認するようにしましょう。
基本的には30分単位で○万円などが一般的ですが、時には法外な金額を請求されるときがあります。
せっかく幸せな気分でお開きとなっても、最後の最後にお金のことで嫌な気分になりたくないですよね?
なので、ここはシビアにしっかりと確認をとるようにしておきましょう。
そしてホテルマンならではの意見なのですが、延長した場合はその理由を明確にすることが重要です。
なぜならその延長の理由がホテル側にある場合は、延長料金を払う必要はないからです。
例えば、プログラムの進行の中でお色直しの着替えに時間がかかったとか余興者の準備に時間がかかったとかであればこちら側の理由でということになりますが、ホテル側の準備不足や料理の提供に時間がかかって延長したというケースでは延長料金を請求されることはないのです。
なので、もしご自分の結婚披露パーティーが時間通りに進行しなかった場合は、ちゃんとプランナーに理由を確認して、納得してから料金をはらうようにしましょう。
料理は必ず試食すること
いらっしゃってくれるお客様にお出しする料理は、出来れば一度試食することをおすすめします。
なぜなら、披露宴当日になると新郎新婦は入場やら退場やらラウンドフォトやらでゆっくりと食事をすることはほぼ出来ないからです。
なので前もって試食しておかないと、お客様にどんな料理を出しているのか自分たちがわからないことになってしまいます。
来てくれたお客様に「料理が美味しくなかった」と言われないように、前もって試食することは欠かすことのできない準備の一つとして覚えておきましょう。
1度きりのウェディング。満足するまで打ち合わせを
今回は、今人気の演出とホテルマンから見た打ち合わせ時の注意点を書いてみました。
大事な事は、自分たちが主役の披露宴であること。我々プランナーやホテル側はあくまでも進行役であり、プロデュースするのは自分たちであるということを覚えておきましょう。
もし、プランナーとの打ち合わせや式場でのわからない点があるなら、遠慮しないで必ず確認し、納得するまで相談や確認をするようにしてくださいね。
今回の記事が、絶対に後悔することのない記憶に残る素晴らしい披露宴にするためのアドバンスになれば幸いです。