ホテル用語でアーリーチェックインというのとレイトチェックアウトという用語があります。
ホテルを使い慣れている人は当然知っていることですが、普段からホテルを利用しない人には、いまいちピンとこない用語かもしれません。
今回は、このアーリーチェックインとレイトチェックアウトの二つの使い方についてご紹介したいと思います。
アーリーチェックインとは?
アーリーチェックインとは、ホテルが定めているチェックインの時間よりも早めにチェックインすることです。
シティーホテルなどではチェックインの時間が14:00や15;00に定めているホテルが一般的です。
例えば、遠方から長時間かけてホテルにやってきた子供連れの家族や、出張などで来てこの後仕事をしなければならないビジネスマンなどは、少しでも早く荷物を部屋に置いてゆっくりしたいですよね?
そんな時に別料金を払うことによって14:00チェックインのところを1時間や2時間早めてもらうことがアーリーチェックインなのです。
その別料金はホテルによって様々です。
ただしホテルによってはアーリーチェックイン自体ができない場合もありますので、一度事前に確認してから予約を取ることをオススメします。
レイトチェックアウトとは?
レイトチェックアウトとは、ホテルが定めているチェックアウトの時間よりも遅くにチェックアウトすることです。
一般的にシティーホテルやビジネスホテルなどはチェックアウトの時間は11:00に定められているところが多いです。
このレイトチェックアウトをすることによってフロントが混み合う11:00という時間を避けてチェックアウトすることができます。
また、帰りの飛行機の時間やバス・電車などの時間に合わせて自分のタイミングでチェックアウトできるので、アーリーチェックインよりもこのレイトチェックアウトのほうが多く利用されています。
特にチェックアウトしてからフライトまでの時間を子供連れで空港などを歩き回って時間を潰すのはかなりハードワークですよね。
レイトチェックアウトを使えば、帰りのフライトまでの時間を計算して無駄のない行動を取ることができるでしょう。
しかしこちらも注意点があります。
アーリーチェックインと同じように全てのホテルで可能なわけでは無いということと、部屋の予約が満室状態では受け付けることができないということです。
さらに事前に必ず申請をする必要があります。
いきなり前日になって「レイトチェックアウトしたいんだけど」と申し込んでも受け付けてもらえる可能性は低いです。覚えておきましょう。
アーリーチェックインができない時はこうするのがおススメ
繁忙期などで客室の稼働が高く空室がない場合はアーリーチェックインを受け付けてもらえない場合があります。
そんな時は、ホテルに設けられているラウンジやウェイティングルームでチェックインまで休憩することができます。
部屋でゆっくりすることはできませんが、ホテルによってはコーヒーや小菓子などをサービスしているところもあります。
なかにはシャワーやマッサージチェアなども設置されてあるホテルもありますので、そこでゆっくりされることをおススメします。
スーツケースなどの大きな荷物は当然クロークで預かってもらえますから、チェックインまでの間ゆっくりと時間をすごしてみてはいかがでしょうか。
レイトチェックアウトができない時はこうするのがおススメ
もし、レイトチェックアウトを希望したのに空室が無く利用できなかった場合は、朝食券でのブランチをおすすめします。
最近では、朝食券を朝食で使用せずブランチで使用するゲストが多く出てきています。
ホテル側もそれに対応すべく、朝食券でのブランチ対応を認めているホテルが多くなってきています。
定められた時間にチェックアウトしても、まだ予定まで時間がある場合は、朝食を食べずにチェックアウトしてそのあとに荷物をフロントに預けてゆっくりとブランチをとるのが最善の方法かと思います。
そのためにも事前に宿泊するホテルが朝食券のブランチ対応を行っているかを調べておくようにしましょう。
ルームでゆっくり休むことはできませんが、荷物はフロントで預かってもらえるしほとんどのレストランのランチは11:30からの営業です。
チェックアウトして少しまてばゆっくりと美味しいランチが食べられるわけですから利用しない手はありませんよ。
この方法なら追加料金もかかることはありません。ぜひ利用してみてくださいね。
どうしてもレイトチェックアウトをしたいなら
どうしてもレイトチェックアウトがしたい!
そんな人には1つだけ方法があります。
それは、翌日の分も部屋を予約するという方法です。
泊まらないのに2日分の料金をはらうなんてと思われるかもしれませんが、フライトが夜遅い人や午前中にどうしても片づけたい仕事がある人はこの方法を使われる方は多いです。
どこかで時間を潰すとなるとどうしても無駄な出費が出たりするものです。
1日中どこかで過ごすよりは、2日分の料金を払ってでも部屋でゆっくりしたいという人が多いというわけですね。
これなら何時にチェックアウトしても問題はありません。どうしてもレイトチェックアウトを希望する人にはこのような方法もあることを覚えておきましょう。